季節のごあいさつとして用いられる「暑中見舞い」や「寒中見舞い」。
日ごろなかなか会えない人に思いを届ける、大切な日本の習慣です。
でもふと気づいたときには、
「あっ、出すのが遅すぎたかも…」
「暑中見舞いを出したつもりが、もう立秋すぎてた…」
「これ、寒中見舞いじゃなくて年賀状扱いだった…?」
——そんな風に不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に心配性の人にとっては、「マナー違反だったらどうしよう」と気になって夜も眠れなくなることもあるかもしれません。
でも安心してください。
多少のタイミングのズレがあっても、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
思いを込めて丁寧に送ったものなら、相手に不快に思われることはほとんどありません。
この記事では、
- 暑中見舞い・寒中見舞いの正しい時期
- タイミングを間違えた場合のフォロー方法
- 気持ちが伝わる書き方のポイント
などを、やさしく丁寧に解説します。
暑中見舞い・寒中見舞いってそもそも何?
まずは簡単に「暑中見舞い」と「寒中見舞い」の違いを確認しておきましょう。
暑中見舞いとは?
- 時期:7月初旬〜立秋(8月7日ごろ)まで
- 夏の暑さが厳しい時期に、相手の健康を気づかう季節のあいさつです。
- 喪中の方にも送れるため、年賀状の代わりとして使われることも。
寒中見舞いとは?
- 時期:松の内が明けた1月8日頃〜立春(2月4日頃)まで
- 冬の寒さが厳しい時期に、相手の健康を思いやるあいさつ状。
- 年賀状を出しそびれたときの“代替”にもなります。
正しいタイミングは?【早見表】
| 区分 | 出す時期 | 備考 |
|---|---|---|
| 暑中見舞い | 7月7日頃〜8月7日頃(立秋前) | 立秋以降は「残暑見舞い」へ |
| 残暑見舞い | 8月8日頃〜8月末頃 | 暑中見舞いの代わりになる |
| 寒中見舞い | 1月8日頃〜2月4日頃(立春前) | 松の内(1月1〜7日)は年賀状扱い |
よくある間違い:
- 7月上旬に送るつもりでバタバタしていたら、8月中旬になっていた
- 年始に出すのを忘れて、1月中旬に「あっ」と気づいた
→ こうした間違い、実はかなり多いです!
タイミングを間違えた…でも大丈夫!
では、実際にタイミングを外してしまった場合、どうしたらいいのでしょうか?
ケース1:暑中見舞いを出すのが遅れた
→ 「残暑見舞い」に切り替えて出せばOK!
- 8月7日を過ぎたら、「残暑お見舞い申し上げます」と書き始めを変更。
- 内容は暑中見舞いと同じで大丈夫です。
ケース2:寒中見舞いを出すのが遅れた
→ 2月上旬までなら問題なし。少し遅れても構いません。
- 立春(2月4日頃)を過ぎた場合、完全に「時期外れ」になりますが、
- その場合は「早春のご挨拶」といった柔らかい言葉で出すこともできます。
遅れても失礼にならない?相手はどう思う?
一番気になるのは「受け取った側がどう感じるか」だと思います。
実は、マナー本やビジネスマナーでは“時期に厳しく”書かれていますが、日常のやりとりではそこまで問題視されないことが多いです。
特に以下のような配慮があれば、悪印象を持たれることはまずありません。
- 手書きや一言メッセージが添えられている
- 季節を感じる絵柄や内容になっている
- 遅れてしまったことへのさりげない一文がある
「ちょっと遅れてしまいましたが、暑さ厳しき折、お身体大切にお過ごしください。」
こんな風に書かれていたら、むしろ“心のこもった一枚”として喜ばれる可能性の方が高いです。
フォローの文章例(暑中見舞い・寒中見舞い)
暑中見舞いが遅れたときの一文
「本来ならば暑中お見舞いを差し上げるところ、残暑お見舞いとしてご挨拶申し上げます。」
寒中見舞いが遅れたときの一文
「寒中お見舞い申し上げます。ご挨拶が遅くなり申し訳ありませんが、寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。」
こうしたさりげない一文を添えるだけで、気遣いが伝わり、相手もきっとあたたかな気持ちになります。
どうしても気になるなら…他の手段もOK
それでも「時期を逃したことで相手に悪く思われないか不安…」という場合は、はがきにこだわらず、以下のような手段でも気持ちは十分伝わります。
- メールやLINEでの挨拶メッセージ
- 季節のお菓子や贈り物にメッセージを添える
- お電話で一言「最近どうですか?」と声をかける
大切なのは「相手を思いやる気持ち」そのものです。
形式やルールに縛られすぎなくても大丈夫です。
まとめ:少しくらい遅れても、気持ちはちゃんと伝わる
- 暑中見舞い・寒中見舞いは「気持ちの贈り物」
- 時期を間違えても、「表現を変えれば」十分対応可能
- 丁寧な言葉やさりげない一文でフォローできる
- 不安になりすぎず、自分のペースで思いを届けよう
心を込めて出した一枚には、タイミング以上の価値があります。
少し時期がズレたとしても、相手はあなたの気遣いや思いやりを感じ取ってくれるはずです。
「遅れてごめんね」と思うその優しさこそが、あなたの魅力です。
どうか安心して、思いを届けてくださいね。


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