うっかり柱に頭をぶつけてしまったり、低い天井に気づかずゴツン…。そんな日常の中の「軽い頭のケガ」。その直後は「痛っ!」と感じつつも、しばらくしたら痛みも引いてきて、「大丈夫かな」と思いつつも、ふと不安になる――。
「このまま様子を見て大丈夫?」
「遅れて症状が出るって聞いたことがあるけど…」
「病院に行くほどではない気がするけど、もし何かあったらどうしよう…」
この記事では、「頭をぶつけたけど少し痛いだけ」というよくある状況について、どのように判断すればいいのか、何を基準に病院に行くかどうか決めるべきか、また心配性な方が安心できる情報と考え方をお伝えします。
1. 「軽く頭をぶつけた」だけでも油断してはいけない?
まず知っておきたいのは、「頭をぶつけた=必ず重大なケガになる」というわけではないということです。
多くの場合、軽症で済む
日常で起こる「頭をぶつけた」は、例えば以下のようなケースが多いですよね。
- ドアの角や棚におでこをぶつけた
- 立ち上がった時に机の裏に頭を打った
- 車のドアフレームに頭をぶつけた
このようなケースでは、ほとんどが「外傷性頭部打撲(たんこぶ)」のような軽症です。打撲部位が腫れていたり、軽い痛みがあっても、多くは数日で回復します。
ただし、注意すべき例もある
問題は、頭の内部(脳)への影響が起こっている場合です。
表面的には軽いぶつけ方でも、まれに「慢性硬膜下血腫」など、数日~数週間後に症状が出るケースもあるため、油断は禁物です。
2. 病院に行くべきかどうかのチェックポイント
次に、「病院に行くべきか、様子を見るか」を判断するための目安を以下にまとめます。当てはまるものがあれば、念のため医療機関へ相談しましょう。
① ぶつけた直後から以下の症状がある場合
- 吐き気や嘔吐
- 意識がぼんやりする、一時的に記憶が飛んだ
- ろれつが回らない、言葉がうまく出てこない
- 手足のしびれや力が入らない
- 目がかすむ、二重に見える
- けいれんや痙攣を起こした
これらの症状がある場合は、脳にダメージを受けている可能性があるため、すぐに受診が必要です。
② 数時間~数日たってから以下の症状が出た場合
- 頭痛が続く・どんどんひどくなる
- 眠気が強い、呼びかけに反応が悪い
- 吐き気やめまいが出てきた
- 顔色が悪くなってきた
- 意識がぼんやりするようになった
このような遅れて現れる症状にも注意が必要です。自己判断せず、すぐ病院で相談しましょう。
3. 頭をぶつけたあと、安心のためにやっておきたいこと
「病院に行くほどじゃないかも。でもちょっと心配」というときに、心配性の人が落ち着くための対処法をご紹介します。
1. しばらく安静にする
頭を打った後は、最低でも30分~1時間は安静にして様子を見ることが大切です。痛みや吐き気、意識の変化がないかを確認しましょう。
2. 鏡でチェック・写真を撮っておく
ぶつけた場所に腫れやアザが出てきた場合、写真に残しておくと、後で医師に見せる際に便利です。記録を取っておくことで、冷静になれます。
3. 自分の様子をメモする
「痛みの強さ」「めまいの有無」「いつぶつけたか」などをメモしておくことで、症状が変化した場合にも役立ちます。心配性の人ほど、客観的な記録が安心材料になります。
4. 気になる場合は「念のため相談」
自己判断では不安が残る方は、病院に電話して症状を伝えてみるのもおすすめです。「この程度でも受診すべきですか?」と問い合わせることで、医師や看護師のアドバイスがもらえ、安心できます。
4. 子どもや高齢者が頭を打った場合は特に注意!
子どもや高齢者の場合、本人が症状をうまく訴えられないケースがあるため、特に注意が必要です。
- 赤ちゃんや小さな子は、機嫌・泣き方・顔色に変化がないかをよく観察
- 高齢者は「慢性硬膜下血腫」が起こりやすく、数週間後に異変が出ることも
特に、「転倒して打った」「ぶつけたことを覚えていない」場合などは、少しでも心配なら病院で相談するのが安心です。
5. 頭をぶつけた後のNG行動に注意
以下のような行動は、頭部への負担を増やす可能性があるので避けましょう。
- お酒を飲む
- 長時間のスマホ・テレビ
- すぐに激しい運動をする
- 頭を冷やさず放置する
打撲直後は冷やし、その後はしっかり休むことが基本です。
6. 病院に行くと何をされる?安心のための流れ
心配で病院に行った場合、どのような対応をされるのかを知っておくと安心です。
主な流れ:
- 医師による問診(状況や症状の確認)
- 簡単な神経学的テスト(意識、言葉、バランスなど)
- 必要に応じてCT検査やMRI検査を実施
ほとんどの場合、「念のため見てもらって問題なし」で終わることが多いですが、確認することで安心感を得られるのが最大のメリットです。
まとめ:心配なら受診、それが一番安心できる方法
- 軽く頭をぶつけた程度でも、油断せずに症状をチェックしましょう
- 不安があるなら、受診するか、医師に相談するのが一番安心
- 子どもや高齢者は特に注意を払いましょう
- 「心配しすぎかも…」と思っても、安全を確認して安心できるなら、それが最良の選択です
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