「鼻血が出てなかなか止まらない…」
「もしかして何かの病気じゃないか?」
「このまま出続けたらどうしよう」
と、不安になる方は多いと思います。特に心配性な方にとっては、ちょっとした出血でも「重大な症状では?」と気が気でなくなってしまうこともあるでしょう。
この記事では、
- 鼻血が出る原因の種類と仕組み
- 正しい止血の方法とやってはいけないNG行動
- 何分止まらなかったら病院に行くべきかの目安
- くり返す鼻血への対策と予防法
など、心配なときに安心できる情報をやさしく丁寧に解説していきます。
鼻血が出るたびに不安になってしまう方は、この記事を読めば、「次に鼻血が出ても冷静に対処できそう」と思えるようになるはずです。
1. 鼻血が止まらない原因は?心配しすぎなくていい理由
◆ 鼻血のほとんどは「キーゼルバッハ部位」から
鼻血の90%以上は、鼻の穴のすぐ内側にあるキーゼルバッハ部位という場所から出ます。この部分はとても細かい血管がたくさん集まっており、少しの刺激で出血しやすいのです。
◆ よくある原因はこれ
- 鼻を強くかんだ、ほじった
- 乾燥による粘膜の傷
- 風邪や花粉症による炎症
- 季節の変わり目や空気の乾燥
- 長時間の入浴や飲酒後(血行が良くなりすぎて)
こうした原因による出血は一時的なもので、正しい処置をすればほとんどが自然に止まります。
2. 鼻血が止まらないときの正しい止血方法【5ステップ】
間違った方法では鼻血が止まらないどころか、悪化させてしまうこともあります。以下の5つのステップに従えば、安心して落ち着いて対処できます。
◆ ステップ①:姿勢は「前かがみ」が正解
頭を後ろにそらすのはNG!
血がのどに流れ込み、飲み込んでしまうと吐き気や嘔吐につながります。
→ 椅子などに座って、軽く前かがみになりましょう。
◆ ステップ②:出血している側の鼻を「しっかりつまむ」
親指と人差し指で、小鼻(鼻の柔らかい部分)を10分間程度しっかり圧迫します。中途半端につまむと効果がありません。
ポイント:
- 両側から押さえるのではなく、出血側のみ圧迫すると効果的。
- 圧迫中はしゃべったり、鼻を動かさないようにしましょう。
◆ ステップ③:保冷剤や濡れタオルで鼻の根元を冷やす
鼻の付け根や額を冷やすことで、血管が収縮して止血を助けます。
氷を入れたタオルや冷却シートなどで冷やしましょう。
◆ ステップ④:10分たっても止まらないときはもう一度10分
一度10分圧迫しても止まらない場合、改めてもう10分圧迫してみてください。20分以内に止まるケースがほとんどです。
◆ ステップ⑤:止まったあとは安静にする
止まったあとは、数時間は鼻をかんだり、強くふいたりしないことが大切です。無理に動いたりすると再出血の原因になります。
3. いつ病院へ行くべき?不安な場合の目安
「なかなか止まらないけど、救急に行くほど?」「どれくらい様子を見ればいい?」と迷ったときは、以下のポイントで判断してみてください。
◆ 様子見で大丈夫なケース
- 10〜20分の圧迫で止まった
- 頭痛や発熱などの症状はない
- 量が多く感じても、ティッシュ2〜3枚程度で収まっている
◆ すぐ病院へ行くべきケース(耳鼻科または救急)
- 30分以上しっかり圧迫しても止まらない
- 出血量が多く、ぽたぽた流れる
- 頻繁に(週に何度も)鼻血が出る
- 頭を打った後の鼻血
- 血を飲み込んで嘔吐した
- 血がのどから流れ出るような感じがする
このような場合は、耳鼻科での焼灼処置(出血点を電気で止める)が必要になることがあります。迷ったときは病院で相談して安心しましょう。
4. 鼻血をくり返さないための予防策
◆ 鼻の中を保湿する
乾燥が原因の鼻血には、ワセリンや保湿ジェルを綿棒で鼻の中に塗るのがおすすめ。鼻の粘膜を保護できます。
◆ 加湿器や濡れタオルで部屋の湿度をキープ
特に冬場やエアコン使用時は部屋が乾燥しがちです。湿度50〜60%を目安に保ちましょう。
◆ 鼻を強くかまない・ほじらない
かみすぎやこすりすぎで粘膜が傷つきやすくなります。やさしく鼻をかむ習慣をつけましょう。
◆ アレルギーや風邪は早めに治療
鼻の炎症が長引くと粘膜がもろくなり、出血しやすくなります。花粉症やアレルギー性鼻炎の治療を継続的に行うのも予防になります。
5. 不安なときこそ「情報」と「行動」で安心を得よう
鼻血が出るたびに「もしかして白血病?」「止まらなかったら死んでしまうのでは?」と不安になることもあると思います。でも、実際には命に関わる鼻血はとても稀で、ほとんどが一時的な生理的出血です。
それでも気になるときは:
- 症状を記録しておく(出た時間、止まった時間など)
- かかりつけの耳鼻科を見つけておく
- 医師に「心配性で…」と伝えておく(安心できる説明をしてくれます)
心配すること自体は悪いことではありません。「万が一」を想定するからこそ、あなたは安全に暮らせているのです。
まとめ:鼻血が止まらないときは、正しい対応で落ち着いて行動を
- 鼻血の多くは一時的で心配不要
- 正しい止血方法を知っていれば、ほとんどは自宅で対処可能
- 30分以上止まらなければ耳鼻科受診を検討
- 繰り返すようなら予防と医師の相談を
次に鼻血が出たときも、落ち着いて正しい対応をすれば大丈夫。
あなたの不安が少しでも軽くなり、安心して過ごせるよう願っています。


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