退職や異動、育休、長期休暇の前など、仕事の引き継ぎは誰もが経験する業務のひとつです。
でもいざ終わった後、ふとこんなことが頭をよぎることはありませんか?
「あの業務、伝え忘れたかもしれない…」
「うまく説明できなかった気がする」
「引き継いだ人が困っていないか心配」
仕事に責任感がある人ほど、引き継ぎ後に不安になるものです。
でも大丈夫。
抜け漏れが「絶対にあってはいけない失敗」というわけではなく、大切なのは“その後の対応”です。
この記事では、引き継ぎで抜け漏れがあったかもしれないと不安な方に向けて、今からでもできる対応と、安心して前に進むための考え方をお伝えします。
■ 結論:抜け漏れがあっても“対応次第”で信頼は守れる
引き継ぎというのは、あくまで「人から人へ仕事を引き渡す作業」。
完璧にやろうとしても、人間ですから100%は難しいのが現実です。
むしろ、引き継ぎ後に「気づいてフォローした」という行動こそが、信頼につながります。
つまり、「あっ、あれを伝え忘れてたかも…」と気づいた時点で、
✅ 自分に責任があると認めて
✅ 落ち着いて、誠実にフォローする
この2点を心がければ、あなたの印象はむしろ良くなることもあるのです。
■ 引き継ぎで抜け漏れが起きやすいケースとは?
まずは、よくある「引き継ぎ漏れ」のパターンを見てみましょう。
✅ 普段の“なんとなくやっていること”の言語化を忘れた
→ ルーティン作業こそ説明を忘れがちです。
✅ お知らせや自動メール、アラート系の設定を引き継ぎ忘れた
→ 自動化された情報は目に見えにくく、うっかりしやすい部分です。
✅ 関連部署や外部との非公式なやり取り
→ 口頭やチャットで済ませていたやり取りは伝達漏れになりがち。
✅ 引き継ぎ書の作成に追われ、細部まで見きれなかった
→ 時間がなく、やむを得ず「あとで伝えるつもりだった」まま忘れることも。
■ もし「抜け漏れがあったかも…」と気づいたらすぐやるべきこと
✅ 1. 落ち着いて、情報を整理する
まずは「どんな内容を、誰に、どう伝え忘れたのか」を明確にしましょう。
・作業内容は?
・どのタイミングで行うもの?
・どんなリスクがある内容?
・今伝えることで防げる問題は?
あわてて中途半端な説明をしてしまうよりも、一度落ち着いてポイントを整理してから伝えた方が、相手も安心できます。
✅ 2. 引き継いだ相手に丁寧に連絡する
例えばこんなふうに伝えると誠実な印象を与えられます。
「先日の引き継ぎの件で、1点伝え漏れていたことに気づきました。
大変申し訳ありませんが、下記の内容をご確認いただけますでしょうか。」
このとき、「やばい!怒られるかも!」と不安になるかもしれませんが、多くの人は“気づいて伝えてくれたこと”に感謝します。
✅ 3. 必要なら、マニュアルや資料を補足する
もし伝え忘れた内容がやや複雑だったり、操作手順があるようなものなら、
- 簡単なマニュアルの追記
- スクリーンショットの添付
- 参考リンクの共有
など、再び相手が迷わないような補足資料を用意すると、より丁寧です。
■ こんなフォローができると“信頼される人”に
| 状況 | 誠実な対応例 |
|---|---|
| 口頭でしか伝えていなかった内容 | メールで再共有+ドキュメント添付 |
| 伝え忘れに気づいたのが数日後 | 「遅くなりすみません」と一言添えて丁寧に連絡 |
| 担当者が別の部署にいる | チャットやメールで丁寧に確認の上、資料化して共有 |
「責任を放り出さない人」という印象は、後からでも十分築けます。
■ 「完璧じゃなかった自分」を責めなくていい理由
責任感の強い人ほど、「あのときちゃんとやっておけば…」と自分を責めがちです。
でも、実際には引き継ぎで多少の漏れがあるのは珍しいことではなく、
- 受け取る側も、それを前提にしている
- 引き継ぎ後に質問が来ることも想定されている
- “完全な引き継ぎ”は誰にも難しい
という事実を、まずは思い出してください。
むしろ、「終わったからもう知らない」ではなく、「気づいたら対応する」という姿勢があなたの評価を上げてくれます。
■ 後から「引き継ぎ忘れてました…」は失礼?→いいえ、むしろ誠実
「今さら言っても迷惑じゃないかな」「タイミング逃したかも…」と思うかもしれませんが、
引き継ぎ漏れは、“黙っていること”の方がリスクになります。
小さなことでも、誠意をもって伝え直せば、相手からも信頼されることが多いのです。
むしろ、
- 丁寧に補足してくれる人
- 面倒なことも後からきちんと伝える人
は、「仕事を任せやすい人」として高評価につながることもあります。
■ 今後に活かせる「引き継ぎの安心対策」
不安を少しでも減らすために、次回以降の引き継ぎでは以下のような工夫もおすすめです。
✅ チェックリスト方式にする
→「伝えた項目」を確認しながら進めると、漏れが減ります。
✅ “想定質問”を書いておく
→ よく聞かれるポイントを先に文書化しておくと相手が楽に。
✅ 「引き継ぎ後に何かあれば連絡ください」と伝える
→ 余白を残すことで、安心感と信頼を生みます。
■ まとめ:引き継ぎは“完璧よりも誠実さ”が大切
仕事の引き継ぎは、人と人の間で行われる大切な業務です。
どれだけ丁寧に行っても、漏れやミスが起きてしまうことはあります。
でも大切なのは、
✅ 気づいたときに、すぐに誠実に対応すること
✅ 自分を責めすぎず、冷静に整理してフォローすること
✅ 相手への配慮と補足を忘れないこと
この3つです。
あなたが「まずいかも」と思ってここまで読んでいる時点で、すでに十分責任感のある行動を取れています。
どうか安心して、丁寧に対応していってくださいね。
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